米菓道のアップルパイ。糖分でギトギトのように見えるが、これが存外にさっぱりしている。

政孝が愛した、小樽「米華堂」のアップルパイ

「米華堂」とは

米華堂とは、小樽にある小さな洋菓子店。竹鶴政孝がそのアップルパイをこよなく愛したことでも有名です。

「米華堂」について

「米華堂」は、垢抜けた洋菓子がひしめく小樽の地で、どちらかと言えば庶民的な装いのカジュアルな洋菓子が楽しめる、非常に落ち着いた洋菓子屋さんです。外観もこの通り、非常に庶民的で、気軽に入ることが出来ます。

米華堂の外観。愛らしい。
米華堂の外観。愛らしい。

中に入ると、これまた素晴らしく温かみのある定員さんが出迎えてくれます。店内の手前はショーケース、奥は喫茶スペースになっています。

ちょっとゆっくりしていきたいのですが、というと、笑顔で喫茶スペースに通してくれました。

分煙なんて概念が生まれるずっと前からあるお店ですので、店内にはタバコを吸う人がおり、タバコが苦手が私にはちょっと居づらいところがありますが、「この席に竹鶴政孝リタが座っていたのかもなあ」と思うと、不思議といつまでも居たくなってしまいます。

米華堂のカフェスペース。洋風でカジュアル。ファミレスのような気軽さが落ち着く。
米華堂のカフェスペース。洋風でカジュアル。ファミレスのような気軽さが落ち着く。

さまざまな洋菓子がおいてある中で、「モンブラン」がチョコレートケーキだったのが驚きでしたが、今回は竹鶴政孝が愛した米華堂のアップルパイを賞味するのです。

店内にはオペラ調の音楽。

米菓道のアップルパイ。糖分でギトギトのように見えるが、これが存外にさっぱりしている。
米菓道のアップルパイ。糖分でギトギトのように見えるが、これが存外にさっぱりしている。

アップルパイを一口。思ったよりあっさりしています。ニッカのアップルワインの方が甘いくらい。アップルパイというと、もっとアメリカ的というか、ダイレクトで強い甘みを想像していたので、こんなに味わいのバランスが良いものか、品があるものかと、すっかり驚きました。

米華堂のメニューも最高に味わい深い。たったの230円というのも驚き。
米華堂のメニュー表も最高に味わい深い。たったの230円というのも驚き。

酒飲みは甘いものは食べないとよく言われるところで、じっさい私もふだんお菓子の類はあまり食べないのですが、こうしたバランスの良い味わいのお菓子はともかく美味しいものですね。

竹鶴政孝も自伝で、「酒を飲まないものは菓子を食うので、酒飲みと下戸のどちらが健康的かはわからない」と書いておりますが、こうして小樽各所のお菓子屋さんで記録が残っているということは、やはり本人は酒も菓子も嗜んでいたのでしょう。その二重苦で85歳まで生きているわけですからやはり頑強な人だったのですね。

また酒と菓子は必ずしも合わないものではなく、このようなバターとフルーツたっぷりの洋菓子はウイスキーにも合うでしょう。このアップルパイならブランデーやカルヴァドスもいいでしょうね。私はコーヒーでいただきましたが、米華堂はコーヒーもうまい!ちょっと酸味があって、アップルパイにもよく合います。

米華堂のコーヒー。近所のロースターがこのお店のためにブレンド、焙煎してくれたものとのこと。
米華堂のコーヒー。近所のロースターがこのお店のためにブレンド、焙煎してくれたものとのこと。

話が逸れてしまいましたが、ともかく美味しいアップルパイ。余市蒸留所の観光がてら小樽にご旅行のさいは、ぜひ足を運んでみてください。お店の雰囲気とあわせて星5つ。オススメです!

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