会場に展示されていた竹鶴政孝のボード。竹鶴が手に掴んでいるのはピートボグ?それと樽の内側、背景は宮城峡か?

ブラックニッカ・フリージングハイボールバーに行ってきました

六本木ヒルズの大屋根プラザで開催されたブラックニッカフリージングハイボールの期間限定バー(6/23-7/10)に行ってまいりました。

ブラックニッカフリージングハイボールについて

blacknikka-freezing-highball-side新しく売りだされるブラックニッカ・フリージングハイボールは、ひとことで言うと、キンキンに冷えた、ブラックニッカクリアのハイボールです。

それを、専用のディスペンサーからサーブできる、というのが特徴。

冷たいハイボール。ハイボール好きの人にとっては素晴らしい飲み物かもしれません。

しかし、私のような偏屈な頑固者にとっては全く魅力的に映らないのであります。

ウイスキーは香りが9割である。ストレートあるいは適度の加水で、慈しむように香りをゆったりと楽しみ、口に含む際はちびりちびりと、体温によって開く香りや戻り香を楽しむべし、という主義であります。

特設バーの外観。冷え冷えの表現。
特設バーの外観。冷え冷えの表現。

ハイボールの真髄は香り、味わいの他にのどごしで味わうところにあるので、私の主義とそりが合わないところが多分にあるのです。

とはいっても、食前酒として少量飲むのならハイボールも悪くないと思うのですが、ビールやスパーリングワインといったすぐれた食前酒は既にありますし、また食中酒としても、和食には日本酒、洋食にはワインという優れたお酒があるわけです。

さらに言えばつい最近、炭酸が含まれる飲み物を二杯ほど飲むと確実に頭痛が起きる(硝酸ナトリウムが原因らしい)ということに気づき、食前酒のビールやスパーリングワインも一杯のみにしているくらいで、ことにハイボールを頼むことは減ってしまいました。

会場に展示されていた竹鶴政孝のボード。竹鶴が手に掴んでいるのはピートボグ?それと樽の内側、背景は宮城峡か?
会場に展示されていた竹鶴政孝のボード。竹鶴が手に掴んでいるのはピートボグ?それと樽の内側、背景は宮城峡か?

つまり、私はよっぽどのことがなければハイボールを飲むことは無いのです。そんななか、ニッカがキンキンに冷やしたハイボールを出すというので、物珍しさ目当てに飲みに行った次第です。

キンキンに冷やした酒といえば、数年前、アサヒスーパードライ・エクストラコールドなビールが出ましたが、いまや同じくアサヒビール社系列となっているニッカウヰスキーもそれに影響を受けて出されることになったのでは、と邪推しています。なんでも冷やせばよいとは思わないのですが…

ともかく、実際の味わいです。

ブラックニッカ・フリージングハイボールの味わい

ブラックニッカ・フリージングハイボールを上から見た図。
ブラックニッカ・フリージングハイボールを上から見た図。

いろいろ文句をたれておりますが、ひとまず注文。サーブはすぐでした。

まずグラスが触れて冷たい。結露も凄い。これも価値のひとつなのでしょう。

香りは非常に弱い。ほのかにアルコールとナッツ、木の香り。

味わいは、思ったより冷たくなく、また思ったより炭酸は強くない印象。ほのかな甘み、木樽をほとんど感じないまろやかさ。のどごしは冷たい炭酸水。

マッサンを演じた玉山鉄二のイラスト。
マッサンを演じた玉山鉄二のイラスト。見事。

味わいとしては、正直、特別感が特に感じられない、普通のハイボールだと思います。

単に冷たさを尖らせた、としても、ウイスキー瓶を冷凍庫に入れ、霜が降りるほどキンキンに冷やしたジョッキでハイボールをサーブするバーだって既にあるわけで、画期性もよくわかりません。

あるいは、バーではなく居酒屋でも、専用のディスペンサーさえ導入すれば、そうした冷たいハイボールを提供できる、というのが画期性なのかもしれません。

ブラックニッカ・フリージングハイボールの総評

商品としては、売れてナンボですし、また嗜好品である以上、私がいまいちと思うものでも好きな人がいるならいいのです。

しかし、竹鶴政孝は、こういう飲み方は推奨はしなかっただろうし、ニッカウヰスキーの株を買った当初の山本爲三郎も、こうした売り方は本意ではなかったのでは、と思います。ニッカウヰスキーのいちファンとしては、ニッカウヰスキーの商品の幅や客層が広がる見込みがある一方で、少し複雑な気持ちになるのも確かです。

ともかく、一杯飲むだけでいろいろな話ができるという意味では非常にお得な飲み物かもしれません。そういう意味でオススメです。

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