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【さっぱり系】グレンマレイ12年(Glen Moray)

グレンマレイ12年(Glen Moray)について

グレンマレイ(Glen Moray)は主にブレンド用に作られているスペイサイドのシングルモルト。日本語ではグレンモレイとも。

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重厚感のある佇まい

蒸留所はグレンエルギンの由来にもなっているエルギンにあります。(グレンエルギンの蒸留所はエルギンから少し離れた南にあります。)もともとは処刑場があった土地でビール工場を経て最終的に蒸留所になりました。

いわゆるスペイサイド・モルトに分類されますが、スペイ川より北にあるロッシー川に面しており、ロッシー川近くの泉を水源に利用しています。

シングルモルトの12年モノの中ではかなり手頃な値段が魅力。樽は100%バーボンなので、割高なシェリー樽等を用いていないことで低価格を実現しているのでしょう。(以前はグレンモーレンジ社の所有で、樽にこだわる同社らしく、シェリー樽や白ワイン樽、シャルドネ樽などさまざまな樽を使用していたそうです。)

香りはかなりスイート。バニラや蜂蜜というより、フルーツ香が目立ちます。100%アンピーテッド・モルトを使用しているので、ピート香はいっさいなく、いかにもスペイサイドらしい上品な仕上がりです。

味わいは胡椒のような刺激感、スパイス感が目立ちます。一方で粉っぽさとは無縁で、口当たりは含んでから飲み下すまで、一切が非常にスムースで柔らかい。いつもノンエイジブレンデッド・ウイスキーばかり飲んでいますので、12年ものの柔らかさ、円熟味には感動を覚えます。

グレンマレイはシングルモルトではありますが、穀物感は強くなく、モルト含有率が高いブレンデッド・ウイスキーと言われれば信じてしまいそうなほどあっさり。

Glen-Moray-box
円筒の箱にsince1897と誇らしく

どこかのお店では、「グレンマレイは食前酒にぴったり」という、蒸留酒であるウイスキーにはおよそ似合わないポップがついていましたが、それに1%ほどは同意できるほど、あっさりしたウイスキーであると言えるでしょう。

余談ですが、度数が高い蒸留酒は胃を小さくする作用があり、一般的には食前酒には向かないとされています。度数を下げつつ胃壁を刺激して胃酸を分泌させるハイボール・スタイルは例外で、デュワーズティーチャーズといった安いブレンデッド・ウイスキーなら良いでしょうが、シングルモルトを楽しむにはもったいない飲み方といえるでしょう。

またグレンマレイ蒸留所はLa martiniquaise社が管理しており、同社のブレンデッド・ウイスキー銘柄であるLabel5Winchesterのキーモルトとしても利用されています。

こちらは別会社ですが、ブレンデッド・ウイスキーであるハイランド・クイーンのキーモルトにも使用されているそうです。

グレンマレイ(Glen Moray)の総評

グレンマレイ(Glen Moray)は、煙たさが無く、甘くフルーティな味わいが感じられる、スペイサイド・モルトを手軽な値段で楽しめる銘柄。シングルモルトの銘柄の幅を広げたい方にオススメです!

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