ニッカのチョコレート三種。

【直売品】ニッカのチョコレート(ウイスキー、ブランデー、アップルワイン)

ニッカのチョコレートとは

ニッカのチョコレートは、宮城峡蒸溜所(ニッカウイスキー仙台工場)で販売されるチョコレート。ウイスキー、ブランデー、アップルワインを練り込んでいるのが特徴。

ニッカのチョコレートについて

ニッカのチョコレート三種。
ニッカのチョコレート三種。

ニッカのチョコレートが販売された宮城峡蒸溜所は、ニッカウヰスキー所有の蒸溜所としては、北海道の余市蒸溜所に続き二つ目になります。

国内の嗜好の高級化、多様化の波をうけ、竹鶴政孝が、ウイスキーのさらなる品質向上を目指して、ハイランドタイプの余市モルトに掛け合わせるためのローランドタイプのモルトを目指して作られたのが宮城峡蒸溜所です。宮城峡蒸溜所について詳しい説明は下記の記事で説明していますので興味がある方は是非ご覧ください。

→ 【見学レポ】宮城峡蒸溜所(ニッカウイスキー仙台工場)

実際に、余市蒸溜所のモルト原酒と宮城峡蒸溜所のモルト、そして宮城峡のカフェグレーンを用いたウイスキー原酒が用いられていますので、ニッカウヰスキーの味わいを手軽に楽しめるチョコレートといっても過言ではないでしょう。

ウイスキーチョコレート

ブラックニッカスペシャルが練りこまれたウイスキーチョコレート。
ブラックニッカスペシャルが練りこまれたウイスキーチョコレート。

ウイスキーチョコレートは、ニッカウヰスキーの定番ウイスキーのひとつブラックニッカスペシャルが練りこまれています。チョコレートは板チョコ三種のガーナ、明治、森永でいうと、森永に近い印象。他の二種のチョコレートと比較するとちょっとビター感が強い。

香りからはごくほのかなアルコール感と、カフェ式蒸溜器で作られるカフェグレーン由来の独特の甘い香りがします。ただ、香料が添加されているのでどこまでが化学的なものかは判別がつきづらいです。

これ単品でも非常に美味しいですが、ブラックニッカスペシャルのつまみとしてかじるのも最高です。

ブランデーチョコレート

ブランデーが練りこまれたブランデーチョコレート。
ブランデーが練りこまれたブランデーチョコレート。

ブランデーチョコレートは、当然ながらニッカウヰスキーのブランデーが練りこまれているわけですが、これについてはどの銘柄が使われているかは不明です。香りは確かにフルーティ。でも、いわゆるブランデーの香りというより、リンゴの香りがする印象です。やはり余市のリンゴが使われているのでしょうか?

とはいえこちらも香料が添加されているので、はっきりしたことはわかりません。とにかく、単体としても美味しいですし、ブランデーやウイスキーのおつまみとしても優秀な味だと思います。ただし、やはり人工的な香りも拭えないので、本当に高くて美味しいブランデーやウイスキーをいただく際には控えたほうがよいかな、と思います。

アップルワインチョコレート

ホワイトチョコタイプのアップルワインチョコレート。
ホワイトチョコタイプのアップルワインチョコレート。

アップルワインチョコレートは、ニッカのアップルワインが練りこまれています。こちらはベースがホワイトチョコレートなので、人を選ぶかもしれません。(筆者はコーヒーがウイスキーがないとホワイトチョコレートは食べられない)

香りからは確かにアップルワイン。結構濃厚で、リンゴジャムに似た香りがします。口にすると、人工的な味わい、香りが目立ちます。

そもそもチョコレートは、カカオ原料の油分で作るのが美味しいのですが、日本の気温では溶けてしまうため、一般的に植物油脂が添加され溶けにくくされています。それゆえ本場のスイートチョコ(カカオと砂糖のみで作られるチョコレート)に比較するとかなり口当たりが悪いのが宿命ですが、それにしてもちょっと人工的な味わいが印象に残ります。決してまずくはないですが、わざわざアップルワインチョコレートを人に勧めるか、というと疑問が残るところです。

ニッカのチョコレートの総評

ニッカ、もといアサヒビールのホールディングスはそもそも、チョコレート製造会社ではないので完成度が高いチョコレートを望むのは筋違いではありますが、嗜好品単品としては未だ改良の余地がありそう。ただしウイスキー好き、ことにニッカウヰスキーのファンとしては買って損はない1品です。(普段はAmazonの当該商品にリンクしていますが、通販されていないようなので、類似商品を下記にご紹介しておきますね。)

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