スキャパ・スキレンのボトル。ちょっとおしゃれ。

【輝き】スキャパ・スキレン

スキャパ・スキレンについて

スキャパ・スキレンはスコットランドのオークニー諸島で作られるシングルモルト。アイランズ・モルトに分類されます。

スキャパ蒸溜所といえば、スコットランド最北の蒸溜所たるハイランド・パーク蒸溜所と同じ、オークニー諸島にあります。

オークニー諸島といえば、ここで掘られるピートはアロマティックピートと呼ばれ、独特な芳香を持つことで知られています。海岸部でヒース(ヘザー)の花々が堆積するため、フローラルな香りを持つようです。

南極大陸を冒険したアーネスト・シャクルトンらに送られた特別なウイスキーは、グレンモール蒸溜所のシングルモルトだったそうですが、そこではなんとわざわざオークニー諸島のピートを使って麦芽を乾燥させていたそうです。

当時、それだけオークニー諸島のピートは珍重されていたということですね。

一方で、このスキャパ・スキレンにアロマティック・ピートがどれだけ使われているかは不明です。あまりピート香は強くないようです。

スキャパ・スキレンの香りと味わい

ファーストフィルのバーボン樽だけを使っているだけあって、フローラルな香りが強い。上ずったような特殊な香りもある。ニッキのキャンディのような、シナモンのような、オリエンタルな香り。

このオリエンタルな香りが、アロマティック・ピートのものなのか…そこまでは判別つかないですね。

味わいは、ドライだが非常にスムース。ノンエイジ銘柄ながら未熟成感はさほど感じられず非常に飲みやすい。

年代表記ものが終売になり入手が難しいなか、手軽にオークニー諸島の味を楽しむにはうってつけの銘柄でしょう。

ぜひ、お隣のハイランド・パークと比較して試してみてください。おすすめです!

この記事のURLとタイトルをコピーする