【リタへの愛】スーパーニッカ(Super Nikka)

スーパーニッカ(Super Nikka)とは

スーパーニッカ(Super Nikka)とは、ニッカの上位ブレンデッド・ウイスキー。

スーパーニッカ(Super Nikka)について

宮城峡蒸溜所にて。シングルモルト宮城峡とシングルモルト余市のサンプル
宮城峡蒸溜所にて。シングルモルト宮城峡とシングルモルト余市のサンプル

スーパーニッカ(Super Nikka)は、竹鶴政孝が1961年に逝去した元スコットランド人の妻リタへの愛を祈念して作ったニッカの上位ジャパニーズ・ブレンデッド・ウイスキー

公式ホームページを見るに、

  • 力強いモルト
  • 華やかなモルト
  • カフェグレーン

をブレンドした、と記述がありますから、真っ当に考えればそれぞれ

  • 重厚で力強い余市モルト
  • 華やかで繊細な宮城峡モルト
  • 宮城峡カフェスチルによるカフェグレーン

を指しているのでしょう。

スーパーニッカ(Super Nikka)の香りと味わい

右からスーパーニッカ、竹鶴、アップルワイン
右からスーパーニッカ、竹鶴、アップルワイン

スーパーニッカを口にしたのは、2016-05-22に宮城峡蒸溜所にて。蒸溜所紹介ツアーの最後に無料試飲銘柄の一つとして振る舞われたものです。ちなみにこの時は、

の三種が無料試飲の対象銘柄でした。

さて、肝心の香りのと味わい。まず最初に鼻に感じる印象としては、余市系統のヨード香、煮干しや鰹節を思わす燻製香。焦げ。

宮城峡蒸溜所にある竹鶴とリタの等身大パネル。
宮城峡蒸溜所にある竹鶴とリタの等身大パネル。

口当たりはなめらか。カフェグレーンを使用しているゆえか甘さは強め。ビター感もある。熟成年数が多い原酒を使っているゆえか、刺激感、スパイス感は弱め。

あらためて流れを整理すると、口当たりの滑らかさから甘さが来て、樽由来のビター、鼻に抜けてヨード、最後にほのかなスパイス。全体に、甘さ、苦さ、煙たさ、口当たりといった、(ジャパニーズというより)スコッチ・ウイスキーのおいしさの諸要素をバランスよく配置した、クオリティが高いブレンデッド・ウイスキーといえると思います。

スーパーニッカ(Super Nikka)の総評

竹鶴政孝がリタへの愛をこめて本気で作った銘柄。現行品(新スーパーニッカ)はリリース当初とは違ったブレンドになっているものの、力の入れようが伝わる逸品です。文句無しにおすすめ!

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