ウイスキーノート

【終売】ザ・イエローローズオブテキサス8年

ザ・イエローローズオブテキサス8年について

ザ・イエローローズオブテキサス8年は、ヘブンヒル株式会社の子会社で作られていたバーボンです。いまは終売になっています。

ザ・イエローローズオブテキサス8年を口にしたのは、2016-12-29日の銀座BRICKにて。バラのラベルからフォアローゼスかと思いましたが、寡聞にして知らなかったので、試みに「あのバラの銘柄でスタンダードのものを」と頼んでみました。

そこで出てきたのがこのザ・イエローローズオブテキサス8年です。じつは、ノンエイジのスタンダード銘柄が別に存在したのですが、それもすでに終売になっており、銀座BRICKの在庫もおそらく既に切れていたのでしょう。

ザ・イエローローズオブテキサス8年とテイスティンググラス。美しいラベル。

Yellow Rose とはテキサスではきれいな女性を示すそうです。ちょっと素敵な由来ですね。それだけに、終売になるのは寂しい銘柄です。

ザ・イエローローズオブテキサス8年の香りと味わい

まずは香りから。濃厚な香り立ちです。決して高くない、一般的な度数である40度で、それを感じさせない力強さがあります。

バーボンらしい、トウモロコシのダイレクトな甘い香りですが、未熟成感はまったくなく、非常にマイルド。

バーボンはアメリカの乾燥した大地で熟成させるため、スコッチに比べて欠減が早いのです。

当然、熟成期間も非常に短い場合が多いため、熟成期間が8年というのはバーボンの中ではそれなりの長期熟成の部類に入ります。さすがのクオリティです。

味わい。ジャック・ダニエル系のスムースながら濃厚な味わい。しっかりとチャコールフィルタードされていることがわかります。スパイス感、刺激感もなく、ベルベットのようにスムース。

含み香はトウモロコシの甘さ、バニラ、ウッド感。スイスイ飲み続けられる、ある意味で危険な味わいです。

ザ・イエローローズオブテキサス8年の総評

私はあまりバーボンは飲み慣れないのですが、これは手放しに美味しいといえる銘柄だと思います。終売銘柄なのでなかなか見つけられませんが、バーで見かけたときは是非お試しください。ネットでも高すぎない値段で購入は可能です。おすすめ!

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