ウイスキーノート

【オークの樽香】マルスウイスキー3&7(Three And Seven)

マルスウイスキー3&7の特徴

日本の地ウイスキーの代表格、本坊酒造のブランド「マルスウイスキー」の一本。

3&7の由来は、

というのが由来だそうです。

はじめは誤解してしまって、

「モルト3にグレーン7、つまり一般的なブレンデッドウイスキーの配合を表記したものか。正直、ひねりもなければおもしろくもない名前だなあ」

と思いましたが、飲んでみて一変、これは「ブレンデッドといえば3&7だろ」という気概が伝わる、なんとも痛快な名前だと思いました。(これも結局誤解なのですが。)

ちなみにこのマルスウイスキーは、竹鶴政孝がヘーゼルバーン蒸溜所でウイスキーの作り方を克明に記録した『竹鶴ノート』を元に作られているブランドで、スコッチ直系の味わいが楽しめます。

マルスウイスキー3&7の味わい

ホワイトオークの樽香を効かせたとあって、かなり華やかな香り。ピートは使用していないのか、燻製香やフェノール香はほぼないといっていいほど控えめ。

また39度と若干軽めに仕上げられたアルコール度数からも、まろやかなウイスキーに仕上げようとしたことがわかります。

その軽めに仕上げるために用いられる割り水には、中央アルプス駒ケ岳山麓・地下120Mより汲み上げた地下水を用いているそうで、オークの香りを殺さず、清涼な味わいを生み出しています。

マルスウイスキー3&7の総評

正直、このクオリティのブレンデッドが1000円強で買えるとは、にわかには信じがたいクオリティです。ジャパニーズウイスキーの凄さをあらためて実感しました。

同じくマルスウイスキーのツインアルプスに比べてかなり完成度が高いように感じます。一方で、値段はこちらの方がお安いので、迷ったらこちらを買いましょう。

値段との兼ね合いを含めて星5つ。オススメです!

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