ウイスキーノート

【最北のモルト】ハイランドパーク(Highland Park)

ハイランドパーク(Highland Park)の特徴

ハイランドパークは、スコットランドでも最北端に位置する蒸溜所で作られるモルト。

ピート香と、その中に含まれる華やかな香りを中心に、シングルモルトに特徴的な香り、味わいがマルチに含まれていることでも知られています。

ハイランドパーク(Highland Park)について

ハイランドパークは、スコットランドのシングルモルトの蒸溜所としては最北に位置するウイスキーです。

ハイランドよりさらに高緯度のオークニー諸島に位置します。そのため、ハイランドパークは、「ハイランド」が名に含まれていますが、ウイスキーの地方別の分類では、ハイランド・モルトではなくアイランズ・モルトに分類されるのが一般的です。

オークニー諸島は、スコーンにつけるジャム代わりにヘザーの蜂蜜を使ったり、ヘザーやヒースで作ったホウキを結婚式の際に送られるなど、ピートのもとであるヘザーやヒースが生活に密着しています。

ハイランドパーク(Highland Park)の味わい

ハイランドパークを初めて口にしたのは、12年もので、2015-08-7に、赤坂の名店ブロッサムにてストレートで。ブロッサムは口が狭めのワイングラスで出してくれます。ショットグラスで出すお店も少なくないなか、「わかってるなあ」という感じです。

しかもこのお店はシングルで頼むと45mlを出してくれるのでたっぷり楽しめるのも高ポイント。でも口が狭いため、かなり傾けないと飲めないので、やはり口が開くノーズグラスやブランデーグラスで出してくれるのがベストなんだけどなあ。

ハイランドパークの味わい。肝心の香りはふんだんなピート香、あとから花のような甘い香りがします。これはやはり、ピートに含まれるヘザーやヒースの蜜が影響しているのではと感じます。

味わいは、スプリングバンクまでではないものの、なかなかに塩っぽく、その次に甘さと酸味がほのかに伝わってきます。

フェイマスグラウスのかすかな甘さは、キーモルトとして使われているこの銘柄に由来するのかもしれません。やはりスコットランドの最果てに位置する蒸溜所だけあって、シングルモルトのさまざまな味わい、香りを一本に収めきったような味わいです。

ベテランの万能選手といった具合でしょうか。

ハイランドパーク(Highland Park)の総評

煙たさ、華やかさ、塩っぽさ、甘さ、酸味などシングルモルトの魅力が詰まった銘柄。

星5つ。オススメです!

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