シングルモルト余市10年とは
シングルモルト余市10年とは、ニッカウヰスキーの余市蒸溜所で作られるシングルモルトです。以前はスタンダード銘柄でした。
シングルモルト余市10年について
シングルモルト余市10年は海外でも多数の賞を取る銘柄で、ニッカウヰスキーのシングルモルト銘柄の中で代表的銘柄としての位置づけがありました。
近年の原酒不足によって終売になってしまいましたが、後述の通り素晴らしい品質ですので、なんとか復活してほしい銘柄です。
なお余市蒸溜所が一般にリリースしているシングルモルト銘柄は、
などがありますが、シングルモルト余市(ノンエイジ)を除くと終売になってしまっています。
シングルモルト余市10年の香りと味わい
さて、そんなシングルモルト余市10年をテイスティングしたのは、2016-09-24、余市蒸溜所内の有料試飲所「ウイスキー倶楽部」にて。
香りはピーティ。ヨード、フェノールが強いですが、同じくフルーティさも相当にあります。スモーキーさの中に、しっかりとした甘さがあるのです。アードベッグやラガブーリンに違い甘さが感じられる。
やはりノンエイジ銘柄(シングルモルト余市)とは違い、相当に複雑な香味を宿しています。
味わいはスムース、リッチな甘さ、強いビター、穀物、弱い刺激。未熟成感は感じられません。
余市らしいフルボディな味わい。強烈なインパクトがあります。力強さと繊細さが同居している感覚です。とにかく素晴らしい。
シングルモルト余市10年の総評
シングルモルト余市10年は、いまや終売で手に入りにくい銘柄ですが、ともかく素晴らしい銘柄ですので、飲める機会があればぜひともチャレンジしてほしい逸品。おすすめです!