ウイスキーノート

【銘酒】ラガヴーリン16年(LAGAVULIN)

ラガヴーリン(LAGAVULIN)とは

アイラ・モルトの代表的な銘柄のひとつ。ホワイトホースのキーモルトとしても広く知られています。

ラガヴーリン(LAGAVULIN)について

シングルモルトのファンで知らない人はいないであろう銘酒、ラガヴーリン。いまはアイラ・モルトの代表格のひとつとして有名ですが、以前は蒸溜所にもホワイトホースの看板が掲げられているのみで、ラガヴーリンの名が表に出ることはほとんどなかったと言われています。

それまでは、あくまでブレンデッドウイスキーのための原酒製造所という位置付けだったのですね。

これも、グレンフィデックが1960年代に「シングルモルト」という言葉を生み出したおかげで、陽の目をみたウイスキーといえるかも知れません。

アイラ島には8つの蒸溜所があり、南に行くほどスモーキーさとピーティさが尖り、北に行くほどまとまってくる傾向があります。

たとえばアイラ島のちょうど真ん中あたりに位置するボウモアは、やはりその中間的な味わいで、アイラモルトの中でもっともバランスがとれたウイスキーです。

アイラ島の南部には4つの蒸溜所があり、西から

の順に並んでおり、ラガヴーリンは西から三つ目にあたります。

日比谷バー有楽町店でのラガヴーリン。ストレートと頼むと、何も言わずとも、きっちりテイスティンググラスで供し、氷抜きのチェイサーをつけてくれます。なんと加水用のストローまでご提案してくれます。

さて、肝心の香りと味わい。2016年6月末に、有楽町の日比谷バー有楽町店で飲みました。

やはりアイラ・モルトの特徴にもれず、相当にスモーキーでピーティ。一緒に飲んだ人は、「薬の匂いとしか思わない」とのことでした。

このラガヴーリンはスモーキーなだけでなく、スイートさ、品の良さをたたえているのも特徴。非常に繊細な香りが華やぐのです。

またラガヴーリンはスタンダード銘柄が16年ものという、長期熟成の良さを活かした味わいで、つまり非常に口当たりがなめらかです。刺激感が少なく、ダークチョコレートのような、ぽってりとした甘みが感じられます。

長期熟成に耐えうるのは、周辺が沼だらけで非常に湿度が高く揮発しにくい独自の土壌によるものでしょう。そもそもラガヴーリンとは「水車小屋のある湿地」の意味というくらいですから、相当な湿度なのでしょう。

16年も経つとかなりのエンジェルズ・シェアが生まれてしまうものですが、他の蒸溜所のウェアハウスに比べて揮発分は非常に少ないのではと思います。それが、スタンダード銘柄が16年という強気のブランディングにあらわれているのかもしれません。

製造のうえでの特徴は樽と貯蔵以外にもあり、ポットスチルの形が独特というものがあります。つまり、タマネギ型なのです。初留釜と再留釜でそれぞれ2基、合計4基あり、ラインアームが下向きなので、これは比較的ヘヴィな原酒が作られるという特徴がありますが、荒々しさを感じないのはやはり長期熟成の魔術なのでしょう。

ラガヴーリン(LAGAVULIN)の総評

スモーキーさがあるので好き嫌いが分かれるウイスキーですが、ボウモアラフロイグアードベッグが好きな方ならきっと気にいると思います。星5つ。オススメです!

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