ウイスキーノート

【小樽の聖地】ニッカバー リタ

ニッカバー リタとは

ニッカバー リタは、小樽の出抜小路と呼ばれる商店街にあるバー。ニッカ製品が多数取り扱われています。

ニッカバーリタに赴いたのは、2016年の9月末。この記事執筆時点から半年以上が経っていますので記憶を頼りに書いていきます。

この時期は、まとまった休みをもらって余市に二泊三日の滞在をおこなっており、とにかく竹鶴政孝やニッカウヰスキーに関する場所は全部回ってしまおう、という気概でした。

その目的地のなかでも、目玉のひとつがこのニッカバーリタでした。

小樽の出抜小路。ニッカバーリタはここにある。

店をやるのに、単にニッカバーというだけでなく、竹鶴政孝の奥さんの名前を冠する店にするのですから、マスターは並のニッカファンではありません。

ニッカファンの一人としていろんなことを教えてもらえるのでは、とワクワクで小樽の出抜小路に向かったことを覚えています。

ニッカバーリタのスツール。座り心地が良い。

店に入ると、ニッカファンにはたまらない光景が広がります。バーの名前のもとになったリタ・竹鶴の肖像から、ニッカの限定オールドボトル、「マッサン」グッズなど、はじからはじまでニッカ愛が感じられるものしかありません

ニッカバーリタの店名の由来である、リタの肖像。

筆者が店を訪問したのは、たしか開店とほぼ同時の17時ころ。当然、最初のお客さんです。

ニッカバーだから最初からウイスキー、でも良いのですが、初めて行くバーの一杯目はジントニックと決めています。これは「変な客じゃありませんよ」という挨拶のようなものです。

ニッカバーのジントニック。凝りすぎていない、安心感のある味わい。

 

バーの中には、筆者とバーマン二名の三人だけ。とうぜん会話がはじまります。

竹鶴政孝を尊敬してやまないこと、誕生日に休みをもらって余市を散策していること、竹鶴政孝とリタの小樽の足跡を辿っていることなどを話しました。

ニッカバーリタのマスターは、志を同じくしたニッカファンとして認めてくれたのか、お返しとばかりにいろんな話をしてくれます。

店をはじめた時に竹鶴威さんが来てくれたこと、「マッサン」の主演女優のエリーを演じたシャーロット・ケイト・フォックスさんが来てくれたこと。

今は亡き竹鶴威さんのサイン。思い出が偲ばれます。

余市図書館の蔵書や、その司書さんとの会話など、さすが余市のすぐ近くでニッカバーのマスターをされているだけあって、情報の濃さが違います。

そして、バックバーの奥にある数々の限定ボトルの思い出。

なかには、ニッカファンのマスターにプレゼントとして、オールドボトルの蒐集家からプレゼントされたものもあるそうです。

ハイニッカの初期ボトル。「ハイハイニッカ」の記載になっている。

たとえばこのハイニッカ。今のハイニッカと違い、ハイハイニッカの記載になっています。

もともと「ハイファイ」が流行っていた時代に「ハイハイ」というリズム感を竹鶴政孝が気に入ってつけた名前ですから、これがオリジナルなのですね。

このニッカバーリタでは、こんな具合に貴重なボトルがいくつもあります。お客さんが少ない時間であれば、いろいろ紹介してくれるかもしれません。

ニッカバーリタのバックバー。レア物がずらり。

おつまみも充実しており、特に美味しかったのはニシンの燻製。

ニシンの燻製。味が濃厚で、「シングルモルト余市」のストレートによく合う。

竹鶴政孝ファンなら、ニシンがいかに竹鶴と縁があるかはよくご存知ですね。

1919年ころのスコットランド留学時代の宿では、朝食はキッパーズというニシンの燻製を食べていましたし、理想の蒸溜所を作った余市はニシン漁で栄えた町でした。

というわけで、筆者もニシンと聞くとドキッとしてしまうのですが、このニシンの燻製の美味しいこと!塩味とスモーク感が、力強い香りが身上の「シングルモルト余市」のストレートのアテにピッタリです。

筆者はウイスキーを飲むときはつまみは要らないと思っているのですが 、これに関しては特別ですね。素晴らしいです。

さて、こうしたおつまみもいただきながら、近年のニッカの話、小樽のオススメのバーのお話などをうかがって、非常に楽しい時間をすごせました。

ニッカバーリタのエントランス。洋風の佇まいが旅情を誘う。

小樽に行くなら欠かせないスポット。余市に行くにも、小樽は通り道にありますから、ぜひ寄って欲しいものです。ニッカバーリタ、おすすめです!

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