100pipersの特徴
シーバスリーガルを出しているSeagram社のウイスキーとあって、木樽の香りが強め。「低価格帯でも木の香りを楽しみたい」という方にはオススメです。
フェイマスグラウスなどに比べると苦味が強めですが、甘い香りもほのかにあり、非常にバランスが取れています。
100pipersの由来
100人のパグパイプ奏者=100pipersという名前。
由来の一つは、スコットランドの軍楽隊100人が、勇猛果敢にパグパイプを吹き続けたという逸話から。
キューブリックの映画「バリー・リンドン」ではヨーロッパの中世後期の戦争の様子が見られますが、確かに軍楽隊が活躍しています。
ライフル以前のマスケット銃の横列に、盾もなくひたすら歩兵が前進するという今では考えられない戦術で、そうした死地への前進を指揮するためには軍楽隊はかなり重要な要素だったのでしょう。
もう一つは、「良いスコッチを飲むと1人のバグパイパー、スムースなら2人、芳酵なら5~6人、真のスコッチなら100人のバグパイパーの音色を聞くことが出来るだろう」というスコットランドの伝承から。
名前に数字が入ってて印象に残るし、由来にもロマンがあるので、マーケティング観点で非常に良い名前だと思います。
実際にかなりマーケティングに成功していると思います。たとえばタイでは、ウイスキーの定番としてジョニーウォーカー黒ラベルがあり、それにつぐクラスのお酒として100pipersを置く飲食店が多いそうです。
キーモルト
ネットを散策してまとめた情報なので、参考程度に。
- ストラスアイラ
- グレンキース
- ザ・グリンリベット
- グレン・グラント
- ロングモーン
総評
ハイボールにすると木の香りが際立ちより楽しめます。甘みはすくないので食事ともよく合うのです。
もちろんストレートやトゥワイスアップで微妙な味わいを楽しむ飲み方でも十分楽しめます。
値段との兼ね合いを含めて星4つ。オススメです!