カフェジンは、ニッカウヰスキーのジンの銘柄。カフェ式蒸留器で作られる、和柑橘の香りがフレッシュな逸品です。
カフェジンについて
カフェジンとは、ニッカのカフェ式蒸留器で作られる新しい銘柄。
カフェウオッカと同様に、原酒不足が背景となって生まれたと思われますが、とても「ウイスキーの代わりに作りました」というクオリティではありません。
カフェモルトと同様に、ちかぢか何らかの世界的な賞を獲得するのではと思います。ニュースが楽しみです。
カフェジンの香りと味わい
さて、このカフェジンの香りですが、これが凄まじく良いのです。
鮮烈な山椒、柚子、みかん、リンゴ、そしてジュニパーベリー。
ジンの持ち味である、さわやかで重層的な香りの中に、和の要素が鼻から脳天に一気に突き抜けます。一種の気付け薬としても機能するのではないでしょうか。
とにかく鮮烈な香りで、みずみずしく若返るような、非常にすがしい気持ちになります。
味わいは非常に控えめで45度のアルコールに意識がむかないほどにスムース。一方で、口の中の熱で山椒や柚子の香りがふわりと広がります。香りの酒である蒸留酒の素晴らしい特性がフルに活かされた作りになっていることがわかります。
カフェジンのまとめ
カフェシリーズの中でも群を抜く存在感のある逸品。ウイスキーが熟成の芸術とすれば、このカフェジンは清新の芸術とでもいうべき完成度。この一杯を体験しない人は損していると断言できるくらいおすすめです!