「香りに出逢うグラス」とは
「香りに出逢うグラス」とは、ニッカウヰスキーが新たに発表した、ウイスキーの香りを最大限に楽しむためのグラスです。期間限定BARで先行体験してきました。
先日から、ニッカウヰスキーのtwitter公式アカウントで、「香りに出逢うグラス」の発表と、モニター募集が行われていました。
100名限定なので、当たる確率は低め。楽しめるのは当分さきになるのかなあと半ばあきらめていたところ、六本木ヒルズでの期間限定BARで、先行体験できることを知り、いてもたってもいられず足を運んだというわけです。
この日は、すぐ近くの赤坂ミッドタウンで、富士山麓 Experience Barにも参加しており、そちらも是非ごらんください。
【香りの宇宙】ブラックニッカ香るBARの展示
ウイスキーといえば香り、というのは筆者も100パーセント同意します。
今回のイベントは、ウイスキーの香りに着目した展示になっており、非常に興味深いものでした。ひとことでいうと、原酒ごとの香りを楽しめるというものですね。
この展示は非常に素晴らしく、ウイスキーを知らない方でも、ウイスキー原酒の幅広さ、楽しさを気軽に体験できるもので、本当におすすめです。
「香りに出逢うグラス」でのテイスティング
さて、さっそくバーエリアに入ってテイスティングしてみます。
「香りに出逢うグラス」の前に、さいきんtwitterで話題になった「漬け込みウイスキー」のハイボールを試してみます。
ブラックニッカクリアにイチゴを漬け込んだものをハイボールにしたものでしたが、これがまた美味しい。イチゴのフレッシュな香りがハイボールに爽やかさを加え、夏にぴったりの飲み物になっています。
さて、つぎは本丸の香りに出逢うグラスでのテイスティング。銘柄は、
- ブラックニッカクリア
- ブラックニッカリッチブレンド
- ブラックニッカディープブレンド
の三点です。ここにブラックニッカスペシャルが入ってこないのは、ファンとしては寂しいものがありますが、いずれも最近売り出し中の銘柄でしょうから、そういうものなのでしょうね。
さっそく、「香りに出逢うグラス」を使ってみました。
まず、グラスの蓋がひたすら重い。全体のバランスで考えても、不釣り合いなほどに蓋が重いです。
あるラジオで、グラスの重さと度数の高さは比例する、といった話があり、それを意識したのかもしれませんが、それにしても重いです。
しかも、本体のグラスとの接触部分がピタリとはまらず、非常に不安定。これはちょっと、今のままで売り出したら、大変なことになるのでは。。。
取り回しには不安がある一方で、香りを取り出す機能は一級品。
これまでいろいろなグラスを使ってきましたが、これほどウイスキーの香りを力強く伝えるグラスはありませんでした。
少し顔を近づけるだけで、強烈な香りが鼻腔を突きます。ストレートでそのまま嗅ぐとパンチが強すぎますが、容量をハーフショットの15mlくらいにし、しっかりと加水すれば、分析的に香りを楽しめるようになるでしょう。
「蓋付きグラス」としての機能性には不安がありますが、「ウイスキーの香りを楽しむためのグラス」としては素晴らしいのは間違いありませんから、もし市井に売り出されたら、ぜひ買って試してみてください。
また、この期間限定BARのイベントは2017年の7月9日まで六本木ヒルズで開催中ですので、機会があればぜひ足を運んでみてください!おすすめです!