今回は、アイリッシュ・ウイスキーであるジェムソン(Jameson)を使ったカクテルでバーテンダーのコンペを行うイベント、JAMESON BARTENDERS’ BALL JAPAN 2016にご招待いただきました。
招待のきっかけは、ジェムソン(Jameson)のプライベートテイスティングにもご招待いただいた、Jameson AmbassadorのEmiとConorからお声がけいただいたものです。
会場は横浜の赤レンガ倉庫。筆者は熊本の生まれで関東にいる期間は短いため、最寄り駅の桜木町までは行ったことがあるものの、赤レンガ倉庫まで来たのは初めてです。建物もいかにも洋の香りが入った近代的な建築物で驚きました。
少し曇った天気のおかげで、スコットランドやアイルランドを思わす、なんとも本場の雰囲気が出ています。
近辺の海が綺麗で、会場までの旅路自体もすっかり楽しめました。滞在はほんの6時間ほどでしたが、つかの間の晴れ間には海が恐ろしく綺麗で、いっきに気分爽快になりました。
何気ないところにこうした船があるのは港町ならではで、山育ちの筆者には大変新鮮に感じられます。
会場へ
赤レンガ倉庫といっても広く、10分ほど迷って会場に入ると、すでに大人数のお客さんがおり、各種ワークショップも行われていました。
大きさはちょっとしたクラブ(昔でいうディスコ)と同じような大きさで、学生時代に渋谷でDJをやっていたころを思い出します。
BGMはPCDJながら、生音をサンプリングしたジャズ風のダンス・ミュージックが主体で、軽薄でなく素直に踊れる素晴らしいものでした。
途中には、ATCQのラップをサンプリングしたと思われるおそらくオリジナルの音源や、Tom BrowneのFunkin’ for Jamaicaなど、HipHop畑の人間でも違和感なく楽しめる選曲で、安心して聴けました。
お客さんはバーテンダーが多い様子で、周りの会話に耳を立てると、やれ西荻窪でお店やってますとか、やれ新宿でお店やってますとか、プロ同士の会話が聞こえます。素人の私は恐縮しきりです。
みなさんも服装もカジュアル。私は仕事終わりだったのでスーツで参加したのですが、少し浮いた感がありました。
会場を一回りしていると、写真を撮るために会場を歩いていたJameson AmbassadorのConorを発見。「準備が大変だったけど、こんな素敵なイベントを実施できて嬉しいよ!」と笑顔で興奮気味に話してくれました。こんな素晴らしいイベントにお誘いいただいてありがとう、と挨拶。
おなじくJameson AmbassadorのEmiは、壇上でゲストの英語を翻訳する仕事をしており、また忙しそう。とはいえ、終盤で挨拶できたので良しとします。
Jamieとは話したことがないので、近いうち挨拶できればと思っています。みんな20代前半ながら、異国の地で大活躍していて素直に尊敬します。
ジェムソンのウェルカムドリンク
ドリンクは、ウイスキー道からすると邪道と思いつつも、ジェムソンのジンジャーライムをオーダー。ウェルカムドリンクということで無料で提供してくれました。
長距離を歩いてきたので少し甘いものが飲みたかった。
いわゆるバーでもないですし、カジュアルにイベントを楽しむなら、ケンタッキー・ダービーのアーリータイムズ・ミントジュレップよろしく甘くてかつ喉の渇きが抑えられるような飲み方もありかなと思います。
フード
フードはTOWERという有名なお店が出しているそうで、非常に美味しい。調味済みサフランライスの上にチキンとシーザーソース(?)が載った料理が素晴らしいです。
自分でビーツ(アイルランドで作られるピンク色のカブのような野菜)のソースとケールのソースをトッピングできるのもオシャレで楽しい!
フォークで5回ほど口に運んでおしまいなので、2カップ食べてしまいました。スタッフさんが何度も補充に来てたので、大人気だったのでしょう。
私がこうしたイベントをやるときなどは是非お願いしたいなと思いました。予算に叶えばですが。
ウェルカムドリンクとフードを口にしたところでざっと会場を見回してみると、あらためて、いろんなワークショップがあることに気づきます。
もともとこのイベントは、バーテンダーの技量を競うもの。ゆえに、バーテンダーとその友達が来ることが想定されていますので、お酒のブースが多数あります。
季節の植物を使ってオリジナルのカクテルを作れるブースもありましたが、カクテルに関してはズブの素人なのでやってません。
というわけで、そのほかで参加したものをご紹介。
ジェムソンオリジナルのトートバッグが作れるブース
なんと、配色を自分で決めてオリジナルのトートバッグを作れるブースがありました。
柄は三種類、ジェムソンの文字ロゴ、ジェムソンのキャラクター、ジェムソンの船とSINE METUのブランドロゴ。
当然ながらひとつひとつ手作りで、作るのに時間がかかりますので大行列。自分の順番まで30分以上立ちっぱなし。
まず柄をどれにするか悩んだのですが、海が好きな弟にインテリアとしてプレゼントする前提で、船とSINE METUの柄にしました。余談ですが私の弟は、私同様に山育ちなのですが、父親の影響を受けて釣りと海が大好きで、部屋のインテリアもマリンスタイルに統一するほどです。
というわけで、海を感じる配色を考えるわけですが、具体的にオーダーするよりもプロを信頼して任せようということで、「海をイメージして作ってください」とお願いすることにしました。そうしてできたのが画像のトートバッグ。プロの腕前をみました。これは確かに海を感じます。素晴らしい!
ちなみにお作りいただいたのはブース出展されていた下北沢のDirty Handzのみなさま。話しかけやすい雰囲気の方々でしたので、Tシャツやオリジナルトートなどを作りたい方は是非お気軽にご相談されてはかがでしょうか。
ジェムソンの樽を思わす木工ブース
木工でジェムソンのキャラクターをあしらったコースターがもらえるブースがありました。
こちらはブース出展社のインセンティブがわからなかったのですが、自分で木製のキーホルダー的なものを作れて、ポラロイドカメラ(?)で出力した写真をもらえて、ジェムソンのキャラクターを焼き付けたコースターがもらえるという、なんとも贅沢なブースでした。
小学生のころ焼杉をした時以来の香り。懐かしい気持ちになりました。ウイスキーはホワイトオーク材の樽が溶け込んで作られるので、木とは切っても切り離せない関係です。
特にジェムソン・セレクトリザーブは内側を焦がした樽を利用して熟成させているので、ジェムソンに思いを馳せるに、木工はなかなかおしゃれな手段だと思いました。
メインのジェムソンカクテルコンベンション
メインコンテンツは、ジェムソンを使ったオリジナルカクテルで、バーテンダーの腕前を競うコンベンション。カクテルの味は要素の一つで、プレゼンテーション能力、演出力を含めた総合力で競う大会のようでした。
以前のジェムソンのプライベートテイスティングの際におじゃましたNALFのケイタさんも審査員としていらっしゃいます。
最終ラウンドに残ったバーテンダーは六名。ステージのうえで、華やかな衣装で、カクテルのプレゼンを行います。
狭山出身であることにかけて、狭山茶を焙じてカクテルに使ったり、ジェムソンが掲げるスピリットであるSine Metu(No Fear)の精神で冒険する船の乗組員の格好をした人もいました。
圧巻だったのは、マスターディスティラー(蒸溜所長)やマスターブレンダー、マスターマチュアー(熟成庫長)らへの敬意を示す意味で行われた鏡割りの儀式。
使う樽はもちろんホワイトオーク材です。カクテルコンベンションは演出も大事なんだなあと興味深く拝見しました。
最終的に、鏡割りを行ったバーテンダーの方が優勝されました。ジェムソンブランドへの理解と敬意、嫌味がないギリギリのラインでの派手な演出が評価されたのだと思います。
イベントを後にして
さすがアイリッシュ・ウイスキーとして世界で一番売れているブランド、ジェムソンが主催するイベントなだけあって、非常にエキサイティングで楽しめました。
チルアウトエリアで雑談して知り合いになった方と、コンベンションに出場していたバーテンダーのお店に遊びに行くことも決まり、新たなご縁があったことにも感謝です。
最後に、こんな素晴らしいイベントに招待してくれたEmiとConor、ありがとう!
そしてここまでお読みくださった読者のみなさま、ありがとうございます。あわせてこちらの記事もご覧くださいませ。
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なおジェムソンは下記から通販で購入可能です。