2017-05-10(水)に、ザ・グレンリベット ガーディアンズナイト に参加してきました。20組しか入れないイベントなのですが、抽選にあたって無事参加することができました。
今回のイベントでは、シングルカスク銘柄であるチャペラーの紹介。そして、ナデューラシリーズのフードペアリングの提案、というものが趣旨でした。
会場へ
会場は、なんと青山の北欧系高級レストラン、アクアヴィット。入る前から、高級感のある建物にたじろぎます。
![今回の会場の高級北欧レストラン、アクアヴィット。溢れ出る高級感。](https://wsk.illwax.net/wp/wp-content/uploads/2017/05/aquavit_in_aoyama.jpg)
ただ、私はれっきとした招待客。意を決して入ります。
入ったらすぐに、おしゃれなバーカウンターでウェルカムドリンクの提供。
![ウェルカムドリンクに供されるザ・グレンリベット ファウンダーズリザーブのソーダ割り。身にしみるさわやかさ。](https://wsk.illwax.net/wp/wp-content/uploads/2017/05/the_glenlivet_founders_researve_highball.jpg)
ザ・グレンリベット・ファウンダーズリザーブのソーダ割りでした。ちょっとステアしすぎの感がしましたが、梅雨入り前の蒸すなかを早歩きで会場に向かったので、体にしみいる美味しさでした。
![ザ・グレンリベットの銘柄がディスプレイされていました。おしゃれ。](https://wsk.illwax.net/wp/wp-content/uploads/2017/05/the_glenlivet_series.jpg)
ウェルカムドリンクを手に、人心地ついたところで会場を見回すと、業界の有名人もいらっしゃいました。何度か講演などでお見かけしていますが、直接お話したことないので特に声をかけず、一人でリラックスしておきます。
セレモニー
ほどなくすると、メインの食事会場に通されます。
![レストランの入口。ザ・グレンリベットの看板が飾られています。](https://wsk.illwax.net/wp/wp-content/uploads/2017/05/entrance_of_the_ceremony.jpg)
自分の人生史上最も高級なレストランなだけあって、非常におしゃれ。細かいところまで手が行き届いています。
膝上に敷くナプキンも惚れ惚れするような手触り。それがThe Glenlivetのロゴ入り紙テープで留められています。
![テーブルウェアまでおしゃれ。ひざ掛けの手触りの高品質なことといったら。](https://wsk.illwax.net/wp/wp-content/uploads/2017/05/tableware.jpg)
席には既にチャペラーとアルダンフのグラスがあり、いやがおうにも期待が高まるというものです。
![ザ・グレンリベットチャペラーとアルダンフ。量に差があるのはご愛嬌。](https://wsk.illwax.net/wp/wp-content/uploads/2017/05/the_glenlivet_chapelhaugh.jpg)
さて、席に座っていると、さっそくセレモニーが始まりました。まずは挨拶のあと、グレンリベットのシングルカスク銘柄がどのように作られているかの紹介動画がありました。
紹介者は2009年よりザ・グレンリベット蒸溜所のマスターディスティラーを務めるアラン・ウィンチェスター氏。スペイサイドの空気を吸うザ・グレンリベットの樽の魅力が存分に伝わります。
次に、ペルノ・リカールのアンバサダーによるチャペラーのテイスティング指南です。
チャペラーとアルダンフのテイスティング
そもそもザ・グレンリベットのシングルカスク銘柄の命名には規則性があります。
もともと、ザ・グレンリベットが作られているスペイサイド地区はウイスキー密造のメッカで、そこから港があるダンディー(Dundee)の町に至るまでが、密造者の道(スマグラールート)と呼ばれていました。
シングルカスク銘柄は、そのスマグラールートの中での名所を命名のさいに拝借するのですね。チャペラーとは、スマグラールートの中で見晴らしが良く、税吏はもちろんのこと山賊や強盗などの危険を避けて通るさいの助けになった場所だそうです。
チャペラーとアルダンフのテイスティングノートは、別途記事にしますね。
ナデューラシリーズのフードペアリング
チャペラーとアルダンフのテイスティングが終わると、ザ・グレンリベット ナデューラシリーズと食事のペアリングの提案です。
最初はチャームとしてパンケーキとサワークリーム。これがうまい。皿に対して小さいサイズなのもなぜか納得してしまいます。
![量は少ないですが、たしかにウイスキーにあう味わい。](https://wsk.illwax.net/wp/wp-content/uploads/2017/05/charm-1024x1024.jpg)
次にナデューラ・オロロソと鮭のペアリング。キャビアのソースと、オロロソの持つ紹興酒のようなこってりとした味わいと香りが好相性です。
![キャビアソースのサラダ。食べ慣れない味でしたがウイスキーに合って美味しい!](https://wsk.illwax.net/wp/wp-content/uploads/2017/05/fish-1024x1024.jpg)
次はナデューラ・ピーテッドと、スモークドバニラソースの和牛ステーキ。ステーキがうますぎます。皿が温められていて、細部まで最高に気が利いています。これが高級店の実力なのか…!これもヨード感のあるパンチの効いたナデューラピーテッドに負けない力強い味わいでした。
![スモークドバニラソースの和牛ステーキ。燻製香がピーティなウイスキーと好相性。](https://wsk.illwax.net/wp/wp-content/uploads/2017/05/smoked_vanilla_source_stake.jpg)
最後はデザート。ナデューラシリーズで最も甘い香りが立つナデューラファーストフィル。バーボン樽由来のバニラ香が立ちます。これがチョコレートとの相性はバツグンに決まっていますね。
![濃厚なチョコレートのデザート。バニラ感のあるウイスキーに合います。](https://wsk.illwax.net/wp/wp-content/uploads/2017/05/dessert.jpg)
そして、最後は景品をかけたクイズ大会。それなりの難問で、15問中12問は正解したのですが、13問正解した別チームに1位を取られ、悔しい思いをしました。
間違えた問題は下記の三点。次、同じ問題が出されたら間違えないようにしたいですね。
フレンチ・リムザン・オークをメインで使っているのはザ・グレンリベット15年。ボトル下部にあるJ・G・SMITHはジョージ・スミスの息子のジョン・ゴードン・スミスの意。現マスターディスティラーであるアランウィンチェスターの前任はジム・クライル。
The Glenlivet Gardians Night 2017まとめ
最初から最後まで、非日常を楽しめる素晴らしいイベントでした。なかなか当選しないイベントですが、また当選したら是非参加したいですね。
また、これを機に筆者はザ・グレンリベット ガーディアン・アンバサダーの認定テストを受けて合格したので、同ブランドのちょっとした広報活動などに寄与できればと思っています。ザ・グレンリベットシリーズ、おすすめです!