ミドルトン・ダー ゲーラッハ・グリンセルズウッドは、アイルランドのミドルトン蒸溜所で作られるシングルポットスチルウイスキー銘柄。アイリッシュオークの樽で熟成されているのが最大の特徴です。
ミドルトン・ダー ゲーラッハ・グリンセルズウッドについて
この銘柄が作られるのは、ジェムソンやパワーズ、レッドブレスト、グリーンスポットなどをライナップするミドルトン蒸溜所。ここは世界一大きいポットスチルがあることでも知られます。
なかでもこのダーゲーラッハシリーズは、アイリッシュウイスキーの伝統ゆかしいシングルポットスチルウイスキー銘柄で、未発芽大麦を使用し、三回蒸溜、ノンピートで作られています。
さらにこの「グリンセルズウッド」は、バーボンバレルのファーストフィルカスクで熟成させたあと、アイリッシュオークと呼ばれるアイルランドに自生している種のオーク樽でフィニッシュさせた銘柄で、それだけにかなりエキゾチックというか、特殊な香りがあります。
ミドルトン・ダー ゲーラッハ・グリンセルズウッドの香りと味わい
アイルランドの風が鼻を突き抜けます。これは確かにアイルランドの木で、風土が詰まっています。
ボトルの説明文にあるように、確かにバニラ感もありますが、それ以上に、ミズナラ樽原酒に感じるような特殊な印象が勝ちます。
この「特殊な香り」の表現が難しいのですが、あえていえばクローブ様のスパイシーな香りが強くあるようです。
また「アイリッシュオーク」は新樽を使っていると思われるので木の主張が強いのも面白い。バーボン以外で新樽を楽しめるという意味でも楽しめますね。
ミドルトン・ダー ゲーラッハ・グリンセルズウッドのまとめ
単純にシングルポットスチルウイスキーとみても非常においしいのですが、口に含むと木と土の香りでアイルランドに意識が吹き飛ぶような、感情が動く一本です。
なかなか日本では入手できない一本なので、バー等で見つけたらぜひ頼んでみてください。あるいは、もしアイルランドのミドルトン蒸溜所に行く機会があればマストで入手してほしい一本。おすすめです!