ウイスキー倶楽部とは
ウイスキー倶楽部とは、余市蒸溜所内にある有料試飲所です。終売銘柄を数多く、また圧倒的低価格で試飲できる、ウイスキー好きにとっての桃源郷のような場所です。
ウイスキー倶楽部について
ウイスキー倶楽部は、余市蒸溜所内のウイスキー博物館の中にあります。余市蒸溜所のガイドコース内で通る場所なので、まず迷うことはないでしょう。
ウイスキー倶楽部のエリアに入ってまず驚くのは、バックバーにある酒の種類の数。ニッカウヰスキー系列の酒を中心に、大量の瓶が並びます。
注文はメニューの中から。ウイスキー倶楽部というバーに来たように錯覚しますが、ここはあくまで有料試飲所です。バックバーの酒は(おそらく)飲めません。
ただ、飲酒限界量からするととても一日で飲みきれないほど終売銘柄が目白押しなので、バックバーの酒を気にしている暇があったらメニュー内の終売銘柄を飲んだ方がよいでしょう。市場に短い期間しか出回らなかったピュアモルト・ホワイトが200円で飲めるのです。ちょっと異常です。
そのほか、ウイスキー倶楽部で飲める銘柄は、
- ピュアモルト・ブラック
- ピュアモルト・レッド
- シングルモルト余市2000’s
- シングルモルト余市10年
- シングルモルト余市12年
- シングルモルト余市20年
- 鶴17年
- シングルカフェグレーン・ウッディアンドメロウ
- シングルモルト余市ウッディアンドバニリック
- シングルモルト余市シェリーアンドスイート
- シングルモルト余市ピーティアンドソルティ
- シングルアップルブランデー・弘前12年
といった具合に、とにかくウイスキーファン垂涎のとんでもないラインナップです。これが最高でも700円、安いものでは200円ほどで飲めるのです。どうかしています。
一点残念なのは、供されるのが非常に小さいショットグラスであること。これが香りを楽しみやすいテイスティンググラスだと本当に言うことないのですが、「キュッと一杯」で済まなくなり客の流れが悪くなったり、洗浄管理が大変になったりといった問題があるのでしょう。
ウイスキー倶楽部のまとめ
ウイスキー倶楽部は、ウイスキーおたく、とくにジャパニーズ・ウイスキーおたくにとっては桃源郷のような素晴らしい場所です。余市に旅行されたさいは、是非いちど訪問していただきたい場所です。「運転するから飲めないんだよね」という人は、竹鶴政孝の自宅の跡の近くにあるホテル水明閣に一泊してでも飲みましょう。
一般的なバーで終売銘柄を頼んで飲む金額と、ウイスキー倶楽部で飲む金額の差分を考えると、ホテルの宿泊料なんて安いもの。それほどの場所です。とにかくおすすめ!